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2022.12.01

口内炎について

多くの方が経験したことのある口腔内の疾患「口内炎」

今回はそんな口内炎についてお話します。

<口内炎の種類>

◆アフタ性口内炎

口内炎の中で一番多いのがアフタ性口内炎です。

円型・楕円形の白っぽい潰瘍で舌や頬、舌の内側、歯茎にできやすいです。

ストレスや疲労により免疫力が低下してできたり、栄養バランスの乱れ、睡眠不足・栄養の偏りなどが原因と考えられています。10日~2週間程度で自然に治癒することがほとんどです。

◆外傷性口内炎

カタル性口内炎は、不十分な歯磨き、入れ歯・義歯や矯正器具、親知らず等が当たったり、熱い食べ物、化学薬品などによる物理的刺激が直接の原因となります。アフタ性とは違い、赤く腫れるのが特徴。

◆ウイルス性口内炎

ウイルスとしては、ヘルペスウイルスや、手足口病で知られるコクサッキーウイルス、カビとしては、カンジダ菌という真菌、細菌としては、梅毒や淋病、またはクラミジアといった、性感染症として知られる細菌が原因となって口内炎ができることもあります。

◆アレルギー性口内炎

金属や果物、薬などのアレルギーによる口内炎です。原因となるアレルギーを除去し、投薬治療を行います。

 

○口内炎の予防

1・まずはお口の中を清潔にすること

2・口の中が乾かないように水分補給をすること

3・ビタミン摂取を忘れずに行うこと

・ビタミンA(にんじん、ほうれん草、バター)

・ビタミンC(パプリカ、ブロッコリー、イチゴ)

粘膜を守る効果のあるビタミンBを摂取するとより効果的です。(納豆やレバーなど)

 

○歯科医院ではステロイドで治すのが一般的

歯科医院での口内炎への対処法としては副腎ホルモン剤(いわゆるステロイド)を含んだ軟膏を処方することが一般的です。この薬は口内炎への適用があります。けれども、感染性の口内炎、つまりウイルスや細菌、カビなどが原因の口内炎へ使うと悪化することがありますので、口内炎の種類をきちんと見極めることが大切です。

 

○このような症状は注意!

症状が口の中全体もしくは唇、口周辺へも広がっている場合や症状が2週間以上続いている場合は、他の病気の一症状の可能性があるので、受診をお勧めします

口は外部からの刺激を受ける健康のバロメーターです。口内炎が起こったら普段の生活を見直すきっかけにしてみましょう。

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